今年118本目「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」★★★★★

監督:ダニエル・アルフレッドソン
出演:ミカエル・ニクヴィストノオミ・ラパス
製作:2009年 スウェーデンデンマーク/ドイツ
見る前から、いったいどうなんの?とガタガタふるえるような緊張感。
2の直後からのお話。2の高ぶりがあっという間に蘇って来て最初から興奮状態。
リスベットは2で銃撃された時、頭に弾丸を受けたらしくレントゲンで見るとまだ残っている。こわ。大丈夫なん?
どうやら大丈夫そうで、リスベットは体力回復に向けてトレーニングをしたりして来るべき裁判に備えている。
そしてミカエルもリスベットをめぐる陰謀を暴こうと動き始める。
だけどリスベットの今回の敵は巨大だ。虫けらのようなやつらと言っては虫さんに失礼な、犬畜生のような輩と言っては犬を始めとする動物に失礼な醜悪な男たちがリスベット潰しに力を注いでいるのだ。
担当の医者やら、リスベットのハッカー仲間「疫病神」も協力するけど、どうにも決め手のないまま裁判に突入。
リスベットはいつにも増して気合のこもったモヒカン&パンクメイクで法廷に登場。心配するわたくしを尻目に冷静に供述している。
「疫病神」が元リスベットの主治医のロリコンぶりを暴く証拠を手に入れたあたりからリスベットの形勢がよくなり、そのまま押し切り。悪いやつら(おっさんばっかり)は滅びた。
だけど、観客はまだ安心できない。2で出て来た金髪で無痛症の大男がまだ姿をかくしてリスベットをねらっている。
という状況でまたのこのこややこしいところに一人で出かけるリスベット。やっぱり出てきた金髪の大男。
最後の最後にまた絶体絶命じゃにゃーかと見ていられないような気になったけど、無痛症のやつならではのやっつけ方で退治。
これでとりあえず一安心なのかな、というところでミカエルとリスベット、まともな状態で久々の再会。愛とは違うんだろうけど深い信頼で結ばれたふたり。いいシーンだった。
ミレニアム3部作、うわさ以上にすごい出来だった。見れてよかった〜。