今年6本目「武士の家計簿」★★★★☆

監督:森田芳光「キッチン」
出演:堺雅人仲間由紀恵松坂慶子、西村雅彦、草笛光子、伊藤祐輝、中村雅俊
製作:2010年 日本

 古書店で偶然発見された幕末のとある下級武士一家の詳細な“家計簿”を丹念に読み解き、彼らの暮らしぶりを鮮やかに甦らせた磯田道史の同名ベストセラーを、「阿修羅のごとく」「わたし出すわ」の森田芳光監督が映画化。代々加賀藩の御算用者(経理係)を務める武家に生まれた主人公が、逼迫する家計を立て直し激動の時代を乗り切るべく、家業のそろばんを武器に、懸命に質素倹約に励む姿を、家族の絆を軸に描き出す。主演は「ゴールデンスランバー」の堺雅人、共演に仲間由紀恵松坂慶子中村雅俊
 江戸時代後半。御算用者として代々加賀藩に仕える猪山家。その八代目、直之もまた幼い頃より算術を仕込まれ、そろばんの腕を磨いてきた。そして、いつしか“そろばんバカ”と揶揄されながらもその実直な働きぶりが周囲に認められていく。やがて、町同心の娘お駒を嫁にもらい、めでたく出世も果たした直之。しかし昇進に伴って出費も膨らみ、家計は苦しくなる一方。そこで直之が父母に代わり猪山家の財政状況を調べ直してみると、なんと借金の総額は年収の2倍にも膨れあがっていた。お家存亡の危機と悟った直之は、家財一式を売り払い借金返済に充てることを決断する。そして、自らこまかく家計簿をつけるとともに、世間体を顧みることなく創意工夫を凝らしながら倹約生活を実践していくのだった。
allcinemaの解説より)

「○○バカ」と言われるようなことは、実は武器なんだよなあ。わたしにはあるかなあ。映画バカでもカメラバカでもないよなあ。
もうひとつ、家計が逼迫して、直之の決断により家中のもの最低限必要なもの以外は全部売り払っちゃったけど、ちょっと憧れる。我が家は家中にいらないものが多すぎて手に負えない。今年は我が家を居心地のいいすっきり空間にすべく断捨離に取り組んでいるけど、なかなか減らない。
直之がしっかりと記録を残したことにもインスパイアされ、断捨離とあとひとつ今年のテーマ、ダイエットに関して取り組み状況を手帳に記録しているのだがこれしっかりやろうと思った。
いろいろ教訓を受け取ったりもしたが、楽しい場面も涙する場面もある感動的な家族もの映画でした。