今年78本目「おとなのけんか」

監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジョディ・フォスターケイト・ウィンスレットクリストフ・ヴァルツジョン・C・ライリー
製作:2011年 フランス、ドイツ、ポーランド
DISCASでレンタルしたDVDにて鑑賞。
子供同士のけんかがきっかけで、けがをさせた子の両親が、けがをした子の両親のところに謝りに行くのだけど、謝るサイドのクリストフ・ヴァルツは奥さんケイト・ウィンスレットについて来ました、というだけの謝る気持ちの欠片もない態度で、ひっきりなしに仕事の電話に対応している。またその電話の内容がキナ臭くて、そりゃ雰囲気悪くなるわ。
ケイト・ウィンスレットはよりによってリビングのど真ん中で嘔吐して、テーブルの上を汚しちゃうし、なんだかんだで謝る夫妻と謝られる夫妻だけじゃなくて、夫同士と妻同士の言い争いにもなっちゃうし、マンションの一室だけが舞台の大人4人がやんや言ってるだけの映画でしたが、80分程度の短さもよく、テキパキと楽しめた。
ロマン・ポランスキーって、すごい大家、名監督みたいなイメージあるけど、僕としては「チャイナタウン」も「ナインスゲート」も「オリバー・ツイスト」もいまひとつ面白く感じなくて、おもしろかったのは「ローズマリーの赤ちゃん」と「ゴーストライター」以来だな。
★★★★☆