今年84本目「SHAME −シェイム−」

監督:スティーヴ・マックィーン
出演:マイケル・ファスベンダーキャリー・マリガン
製作:2011年 イギリス
DISCASでレンタルしたBlu-rayにて鑑賞。
4月に見た「それでも夜は明ける」の監督さん。
陰鬱な男、ブランドン(マイケル・ファスベンダー)。冒頭からちんちんブラブラさせてウロウロしたり、電話かかって来ても出ないし、コールガール呼んでるし、自分でもしてるし、地下鉄で見かけたお姉ちゃんをガン見した挙句降りてついて行くし、ろくでもないやつ。
ブランドンの妹シシー(キャリー・マリガン)。ブランドンの家に現れた夜の電話で、だめな子ぶりをあらわにしてしまう。
シシーが歌うシーン、よかったなあ。あれはキャリー・マリガンが本当に歌っているんだろうか。
ブランドンがほろりと涙を流してしまうし、見ているほうも聴き入ってしまった。
同じ職場のマリアンとのデートでは、ブランドンもリラックスしてて楽しそうに会話もできて、なんだちゃんとまともにデートできるじゃないかと思い二人がうまく行くことを願ったりもするが、そんな調子じゃ映画にならないよなあ。
イラつくブランドンと、シシーとの兄妹ゲンカをソファのうしろから撮ったシーン、すごく好き。
ブランドンが夜のジョギングに出て走ってるのも何でか目がはなせない。
一夜の彷徨をするブランドン、とても気持ちよさそうには見えない。まるで自分を痛めつけずにはいられないかのよう。
シシーがまたやっちゃった後、冒頭の地下鉄のお姉ちゃんがまた出て来て、息がつまりそうになった。
今度は「地下鉄の女」も準備万端という感じ。
ブランドンはどうするんだ!?
とハラハラドキドキ感マックスのところでジ・エンド。
憎いね〜。
★★★★★