「沈黙 サイレンス」(2017年8本目)

原題:Silence
監督:マーティン・スコセッシ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソンイッセー尾形浅野忠信窪塚洋介
製作:2016年 アメリカ
サロンシネマにて鑑賞。
わたくし、文学部国文学科だったもので、遠藤周作「沈黙」は課題図書として読んだことがある。30年くらい前のことなので、もちろん詳細な内容を覚えているわけはないのだが、ひどく内省的な小説だったような記憶がある(そして10代の僕にとっては退屈この上ない小説でもあった)。
その「沈黙」を「あの」(タクシードライバーグッドフェローズミーン・ストリートの)マーティン・スコセッシが監督???不思議な取り合わせだな。
幕府からの弾圧を受け命を懸けるほどの信仰、それほどまでに信じるものがなくてはならない暮らし、なかなか理解するのは難しく、いとも簡単に踏み絵を踏んで生き延びるキチジロー(窪塚洋介)に一番共感してしまう。
しかし、スパイダーマンとカイロ・レンとクワイ=ガン・ジンでも敵わないんだな。江戸幕府強い。
★★★★☆(星4つ)
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