都築響一氏のあとがき
どこかへ行っておもしろがるというのは、その場に身を置けば、なにかがやってきてくれるというような受動的行為ではなくて、どうやってここをおもしろがろうかとみずから動き回る、能動的な行為なのだ。
つまらなく見える町を、なんとかおもしろがろうとする努力。つまらなく見える人生を、なんとかおもしろがろうとする努力。このふたつには、たぶんほとんどちがいがない。
- 作者: 村上春樹,吉本由美,都築響一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/11/10
- メディア: ペーパーバック
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