「春を背負って」(2014年99本目)

監督:木村大作
出演:松山ケンイチ蒼井優壇ふみ豊川悦司
製作:2014年 日本
八丁座にて映画回数券で鑑賞。
木村監督、「劍岳 点の記」に続いて、また山の映画。
今年28本目「劔岳 点の記」 - 雲行きが怪しい
山の清々しさ、山を登る時のしんどい感じ、山小屋の居心地のよさ(あのカレーライスのおいしそうなこと!)、そして死と隣り合わせの山の厳しさがよく描かれていて、山に行きたくなる。
さらにこの映画がよかったのは蒼井優がかわいかったこと。完全復活だな。「雷桜」と「洋菓子店コアンドル」はひどかったもんな。
若者たちの成長譚としても感動した。松山ケンイチ新井浩文父親を必死で追いかけているところだけど、少しずつ成長している。「若い子ががんばっていて頼もしい」との台詞があったけど、そのまま劇中の若者たち、ひいては映画界にも当てはまるように思えて胸が熱くなった。
ただこの映画、日本語の映画なのにセリフ自体はピンと来ないというか、腹に落ちないものが多く、「いったい何を言ってるんだ?」と鼻白んだことは否めない。
★★★★☆
「春を背負って」
「春を背負って」