今年23本目「白夜行」★★☆☆☆

監督:深川栄洋
出演:堀北真希高良健吾船越英一郎
製作:2010年 日本

 TVドラマ版も好評を博した東野圭吾の同名ミステリーを「ALWAYS 三丁目の夕日」の堀北真希と「ソラニン」の高良健吾主演で映画化。一つの殺人事件を発端に、決して交わることのない被害者の息子と容疑者の娘が辿る光と影の運命を、事件の真相解明に執念を燃やすベテラン刑事の姿とともに描き出す。共演に船越英一郎。監督は「真木栗ノ穴」「60歳のラブレター」の深川栄洋
 昭和55年。密室となった廃ビルで質屋の店主が殺される事件が発生する。決定的な証拠のないまま、やがて事件は容疑者の事故死によって一応の決着をみる。しかし担当刑事の笹垣は腑に落ちないものを感じ、単独で捜査を続ける。彼の心を捉えて放さなかったのは、容疑者の娘・雪穂と、被害者の息子・亮司の姿だった。やがて美しく清楚な女性へと成長した雪穂。そんな彼女の周辺では、不可解な事件が次々と起こってゆくのだが…。
映画 白夜行 - allcinema

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原作は未読。読む気もないけど。
「ALWAYS 三丁目の夕日」で感心した堀北真希、ここでは悪〜い女。やるねえ、悪いねえ、卑劣・酷薄ないい演技だねえと思ったけど、あんな心ここにあらずな笑顔のない女性がそんなにうまく成り上がれるもんかね。
高良健吾。この2,3年、ほんとによく見かける。「ノルウェイの森」「ソラニン」「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」とか。最後、船越英一郎の言葉、気持ちが高良健吾に届いたと思われる一瞬の表情が良かった。
ミステリーとしては面白いのだけど、たぶん原作がそうなんだろうけど、なんだか作り込み感が強いのが苦手。たぶんわたしには東野圭吾本は合わないのでしょう。
ラストに全貌を明かす種明かし映像があるが、あれいるのかな。余計じゃないかな。「白いリボン」みたいに見せなさすぎなのも困るけど、あんなに丸出しにすることもない。