母体調不良

朝5時前に母から電話がかかって来ました。

いい話のはずはありません。

出てみるとしきりに「ごめん」「ごめん」と謝ってきます。せっかく入居できた施設が気に入らなくて出たいというのかと思ったりもしましたが、それならこんな時間にかけてくることはないはずです。

どうやら20年以上前に狭心症になった時の症状と同じようなことになっているらしく、救急車を呼ぶことになりそうなので来てほしい、ということのようでした。

母が入居しているところは各部屋やそこらじゅうにナースコールがあるので、時間を気にせずまずは誰かに来てもらうように言って、とりあえず妻を起こし二人で母のもとに向かうことにしました。

途中で妻に電話してもらったところ、常駐の看護師に診てもらい今は部屋で休んでいるとのことで救急車を呼ぶという事態にはならなさそうでした。

母の部屋に着いて、母や施設の方に様子を聞いたところ、腰痛のため着用しているコルセットがきつすぎなので緩めたりなどして、現在は落ち着いているが、念の為近所のかかりつけ医に行くことになりました。

かかりつけ医の診断も、狭心症の症状ではなさそう、引っ越し作業や環境の変化による疲れやストレスもあるのではないかとのことで、念の為薬を出してもらいました。

施設に戻ってから、施設の人に診断結果を伝え、薬の管理もしてもらっているらしくもらった薬一式を預けました。母はこの日デイサービスの日ということで、時間は過ぎてましたがお風呂に入りたいとのことで途中参加させてもらいました。

残った私と妻に、施設の方からちょっと話がしたいとのことで、部屋の状況について引っ越しはしたものの母自身がまだどこに何があるか把握できておらず、そもそも衣類の収納が足りないのではないかと苦言を受けることになりました。

足腰の悪い母が、運んだままの袋から必要な荷物を取り出すのは至難の業です。

先日引っ越しを手伝ってくれた親戚や近所の方に電話して、追加で整理ダンスやハンガーラックを運び入れることにしました。

その後妻が当面必要そうな衣類を整理ダンスに入れてくれ、だいぶ生活できそうな部屋になってきました。

慣れるまでは大変そうですが、なんとか機嫌良く暮らしてほしいものです。