「湯を沸かすほどの熱い愛」(2017年1本目)

監督:中野量太
出演:宮沢りえ杉咲花オダギリジョー
製作:2016年 日本
八丁座にて鑑賞。
新進気鋭の監督が自分のこだわりにこだわり抜いた、というような、気合いのこもった作品だし、杉咲花さんのフレッシュな演技には感心した。
けど、僕にはちょっと合わなかった。
宮沢りえがちょっと苦手。
杉咲花さんが意を決して教室で下着姿になったりするシーンも「なんじゃそりゃ?」としか思わなかったし、松坂桃李の存在にいたっては意味不明だった。
オダギリジョーがいちばんまともに見えた。
ラストには確かに驚いた。
なんというか、こう、こだわりの強さゆえに粗いというかいびつというかそんな感触の作品だった。
上映後、音楽を担当した渡邊崇という人の舞台挨拶もあったのだけど、泣ける場面に泣かせる音楽は使わない、というようなありきたりな話だった。
★★☆☆☆(星2つ)