ウェブ時代をゆく

これは、もう一度読んで整理したい。副題どおり「いかに働き、いかに学ぶか」考えながら。
読んでて耳が痛かったところ一部引用。

 ところで、日本の若い人たちのブログを読んで思うのは、『人を褒める』のが下手だなということである。つまらないことで人の揚げ足を取ったり粗探しばかりしている人を見ると、よくそんな暇があるなと思う。もっと褒めろよ、心の中でいいなと思ったら口に出せよ、と思うことも多い。
(略)
 問題は、そういう思考を続けていると、自然に批判対象を自分に向け「自分の悪いところ」ばかりを探す能力が長けていき、ひいては自己評価が低くなり、何事につけ新しいことに踏み出す第一歩の勇気が出てこなくなることである。

最初に勤めた会社で学んだ「美点凝視」の精神。考えれば考えるほどいい教えだなあ、と思う。美点を見る、ではなく「凝視」。凝視すれば他の部分など目に入らないだろう。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

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