今年51本目「浮雲」

「大恋愛映画」といっても、ダメ男とめんどくさい女が別れてはくっつきするものだった。
しょうがないなあ、とか思うが、そういう嫌悪感を抱くのは自分にもその要素があるからだと何か読んだ記憶がある。しっかり人間を描いているから名作として残るのだろう。
男が発した言葉、「どうしてこんな魂の抜けた人間になっちまったんだろう」みたいな言葉が妙に心に残った。