今年10本目「ゴールデンスランバー」

監督:中村義洋
脚本:中村義洋、林民夫、鈴木謙一
原作:伊坂幸太郎
出演:堺雅人竹内結子吉岡秀隆劇団ひとり柄本明濱田岳香川照之
主題歌:斉藤和義「Golden Slumbers」
製作:2009年 日本
予告で何回も見てたけど、ビートルズの曲が事件のカギを握る、みたいなのは何だか嫌いでどうしたもんかなと思ってたのだが、見て大正解。すごくおもしろかった。
総理大臣暗殺にまつわる、巨悪vs個人、個人を信頼し助ける人々、その人々も曲者がいっぱいで魅力的(わたしはキルオがお気に入り)。
そして何より、一見ヘナヘナした堺雅人が、生きる=逃げる=俺はやってない、の一念で悲嘆にくれるばかりでなくやけになるでもなく行動し続ける姿に胸を打たれる。
自分だったら、なんて考えるには突拍子がない設定で難しいけど勇気をもらえたと思う。