今年115本目「シルビアのいる街で」★★☆☆☆

監督:ホセ・ルイス・ゲリン
出演:グザヴィエ・ラフィット、ピラール・ロペス・デ・アジャラ
製作:2007年 スペイン/フランス
予告に現れるどっかの雑誌評の「気絶するほどロマンチック!」みたいな言葉で見る気になった。
主人公はカフェにすわりこんで、客の女の人をながめてはスケッチしている。だらだらとそんなシーンが続く。なにこれ。
ある女性を見つけてやおら立ち上がりその女性を追う。探してた人が見つかったのか?途中「シルビア」と声をかけるが女性は振り向かない。男は延々、ほんとに延々ついて行く。ストーカーか。延々とそんなシーンが続く。なにこれ。
ようやく、ようやく主人公とその女性が会話をする。だけど探していた女性ではない。別人。
えっ!?
これ1時間半もない短い映画だよ。この時点で主人公がさんざんつけ回した女が別人?どう処理するの?
主人公は探す女性と最後に会ったのであろうバーに行ったりする。そして別の女を口説いたりしている。
結局主人公は探す女性には会えない。風にめくれる主人公のスケッチブックには探す女性とは別の女性のスケッチが増えていく。
ははあ、なんかロマンチックといえばロマンチックな気もしてきた。