今年116本目「ノルウェイの森」★★★☆☆

監督:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ菊地凛子水原希子
製作:2010年 日本
原作は20年くらい前と10年くらい前と二度読んだ。
村上春樹の小説を読むのも好きだし、どうしても批判的な目で見てしまう。
キャスティングがちょっとなあ(菊地凛子が直子?レイコさんとハツミもイメージじゃない)とか、本で気にいっていたシーンがない(病院で緑のお父さんとキュウリをポリポリとかじる場面、緑と新宿のバーでウォッカトニックを飲みまくる場面、寮の屋上で蛍を眺める場面、、、)とか。
一方、松山ケンイチとか緑役の人とか玉山鉄二は、おぉはまってるねえ、と感心。
自分の中でも賛否両論が渦巻き、なんとも言えない。
映画をつくること、2時間程度にまとめることの難しさと、本を読むことの豊かさを改めて実感した。
いっしょに見た妻は、「だめ。今年一番最悪。」とがっかりというよりは憤慨していた。「ピザ屋のシーンがないなんてありえへん」とも言っていたが、そりゃ「ダンス・ダンス・ダンス」だ。