今年25本目「RED/レッド」★★★★☆

監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ブルース・ウィリスジョン・マルコヴィッチヘレン・ミレン
製作:2010年 アメリカ

 DCコミックスの人気グラフィック・ノベルを基に、「ダイ・ハード」シリーズのブルース・ウィリスをはじめ豪華キャストで実写映画化したアクション・エンタテインメント。突然古巣のCIAに命を狙われ始めた元エージェントが、真相を探るべく昔の仲間たちと反撃チームを結成し、巨大な陰謀に立ち向かうさまをコミカルに描く。共演に「ミリオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマン、「バーン・アフター・リーディング」のジョン・マルコヴィッチ、「クィーン」のヘレン・ミレン。監督は「フライトプラン」のロベルト・シュヴェンケ
 かつてCIAの腕利きエージェントとして活躍したフランク。引退した今ではオハイオの田舎町で独り静かに暮らし、互いに顔も知らない役所勤めの独身女性サラと電話で会話することを唯一の楽しみにしていた。そんなある日、フランクの家に武装集団が侵入。しかし、フランクは難なく一味を仕留め、政府に全て監視されていたためサラの身の危険も察知し、はたして暗殺の危機から彼女を救い出すのだった。そして元上司ジョーのつてを借り、一連の原因を調べると、フランクの他9人の名が記された暗殺リストを発見。またそのリストにも挙げられ、フランクの同僚で宿敵でもあったマーヴィンにリストを見せると、10名は中米グアテマラでの特殊任務の関係者たちだと判明する。さらに人脈を利用してCIA本部に潜入し、事態の謎を解く鍵となる“グアテマラ文書”をまんまと手に入れるフランク。やがて元英国諜報局MI6の名狙撃手ヴィクトリアのもとに集ったフランクら歴戦の勇者たちは、全ての黒幕が政府と癒着した軍需企業だと知り、怒濤の反撃に転じるのだが…。
映画 RED/レッド - allcinema

株主優待券で鑑賞。
おもしろかった。
今更ブルース・ウィリスのアクション?って思わないこともなかったけど、これは新境地。引退したCIAの凄腕スパイという設定もいいし、朝6時に目覚ましもかけずにすっと目を覚ますシーンでタダモノでなさを感じさせたり、スピンする車の扉を開けてスッと降りて反撃するシーンなんてびっくりするほどかっこよかった。うまく表現できないのがもどかしい。
モーガン・フリーマンの使い方はちょっともったいなかったけど、ジョン・マルコヴィッチの変人丸出しぶりはすごくいいアクセントになっていた。
そしてヘレン・ミレンが白いドレスでマシンガンをぶっぱなすシーンが良かった。かっこよかった〜。昨年から、「キック・アス」のヒット・ガールとか、「ぼくのエリ」のエリとか、「ミレニアム」シリーズのリスベットとか、「告白」の森口先生とか、とても印象の強いヒロインが続々と登場しているが、彼女らに勝るとも劣らぬかっこよさ。しびれたです。