今年105本目「ムカデ人間」

監督:トム・シックス
出演:ディーター・ラーザー北村昭博
製作:2009年 オランダ/イギリス
人間の想像力を試すかのようなタイトル「ムカデ人間」、そして肛門と口をつなげるというその解に吐き気を催しながらも、嫌悪感より好奇心のほうが上回り、観て来ました。
サロンシネマの中2階にもこんなのが置いてあって上映を盛り上げていました。

さて、映画。
だいたい筋は知っているので、もうひどい緊張ぶりで観ているわたしの体はこわばります。ああ、怖い。つなげる願望を持っている外科医師も顔やら声が怖い。
助けを乞うても何しても通じず結局はつなげられてしまう被害者たち。観ているほうの鳥肌もピークです。
つなげられちゃってしまってからはしばらくは観ているほうも茫然自失ですが、しばらくすると何と言うか慣れてしまったのか割と落ち着いて見られてしまいます。慣れって怖い。人間がつなげられてるのに慣れちゃう観客もこわい。
つなげちゃう外科医師のマッドサイエンティストぶりにケチをつけるつもりはありませんが、さらい方とか、警察の対応とかちょっと雑すぎやしないかな。うまくやれば生き永らえて、もっとムカデの長大化も進められたかもしれないのに。
ま、何はともあれ、久々の一日映画3本の映画ハットトリックを決めたハッピーサンデーでした。
★★★☆☆