今年57本目「テルマエ・ロマエ」

監督:武内英樹
出演:阿部寛上戸彩北村一輝、宍戸開、市村正親
製作:2012年 日本
原作マンガは楽しく読んだ。
予告で観てから好感を持ってはいたが、いかんせん日本映画のしょうもない悪ふざけ病が出やすい映画のような気もするので不安もあった。
結果、楽しかった。特に前半は、ルシウスが古代ローマから現代日本にやって来ては何か学んで帰って行くテンポもよかったし、笑えるところも変に小細工せずベタなまんまで笑えた。阿部寛が生真面目なルシウスにぴったりだった。ルシウスって、わたしたちのこと「平たい顔族」なんて言ってローマの属国と思ってるらしいけど、こと風呂に関する限り学べることは貪欲に学ぶ姿勢が素晴らしいな。
日本映画界の顔の濃い面々のローマ人ぶりもおかしかったし、上戸彩がかわいいだけじゃなくなんだか色っぽくてどきっとした。
タイムスリップ時に歌ってるイタリア人歌手もおもしろかった。
★★★☆☆