今年28本目「あしたのジョー」★★★☆☆

監督:曽利文彦「ピンポン」
出演:山下智久伊勢谷友介香川照之
製作:2010年 日本

 TVアニメ化もされ社会現象とも呼べる人気を博した高森朝雄梶原一騎)原作、ちばてつや作画の傑作漫画を、主演の矢吹丈役に「クロサギ」の山下智久を迎えて実写映画化した本格ボクシング映画。共演は力石徹役に伊勢谷友介白木葉子役に香里奈、そして丹下段平役には芸能界でも指折りのボクシング通として知られる香川照之。監督は「ピンポン」「ICHI」の曽利文彦
 昭和40年代の東京。下町のドヤ街でケンカに明け暮れ、荒んだ生活を送る青年、矢吹丈。そんな丈にボクシングの才能を見出し惚れ込んだのが、しがない元ボクサーの丹下段平。ところが、丈は問題を起こして少年院へ。そこで出会ったのがプロボクサーの力石徹。いきなり拳を交えた丈は、チャンピオンにも匹敵する実力を持つ力石の前に屈辱を味わうことに。一方の力石も、丈の秘めたる才能に気づき、互いにライバルとして激しく意識し合う。やがて、一足先に少年院を出た力石は、財閥令嬢にして所属ジムのオーナー白木葉子の手厚いサポートを受けエリート街道をひた走る。対する丈は、段平がドヤ街に開いたオンボロジムで、打倒力石に執念を燃やし血の滲む特訓を続けていく。
映画 あしたのジョー - allcinema

原作は読んでいないし、TVアニメも特に見た覚えはないけど、矢吹丈、力石、白木葉子あたりの登場人物とあらすじは知っている。特に思い入れは強くない。同じボクシングなら「リングにかけろ」のほうが好き。
伊勢谷友介がすばらしい。思い入れがないなりに矢吹丈よりも力石ファンの傾向のあったわたしであるが、映画でもやっぱり力石だ。
山下智久は、矢吹丈の荒んでて野卑な感じがないのはしょうがないとして、やっぱりあのボディはすばらしいよ。写真を手に入れて持ち歩こうかと思うくらいだ。
ボクシングシーンは相当訓練を積んだのだろう、文句のつけようがなかった。
白木葉子がドヤ街出身だとかいうエピソードは余計な気がしたけど、あれ原作通りなんだろうか。