今年8冊目「審判」

表紙には

Kについてはごく平凡なサラリーマンとしか説明のしようがない。

とあるけど、Kって結構いやなやつのように思う。打算的というか自意識過剰というか人を見下しているというか。
だから、Kが訳もわからず裁判に巻き込まれても、同情というよりは、こんなやつもっとひどい目に遭えばええんじゃ!と思ってしまう。
それでもラストにはびっくり。いや、まさか、こんな目に遭えばいいとまでは思ってませんでした。

審判 (岩波文庫)

審判 (岩波文庫)