母に会いに福山へ

およそ一ヶ月に一度の福山帰りの日でした。

足腰が悪く歩行が困難になり、「痛い」といつもしかめ面なことが多い母ですが、この日は調子がいいのかいつになく柔らかな表情で、いい年の取り方をした優しいおばあちゃんの風情で、私もシゲシゲと顔を眺めてしまいふと泣きそうになりました。

一人っ子のくせに実家を出て、老母を一人暮らしさせている負い目が少し軽くなったような気がしました。