今年59本目「インセプション」

監督・脚本:クリストファー・ノーラン
出演:レオナルド・ディカプリオ渡辺謙ジョセフ・ゴードン=レヴィットマリオン・コティヤールエレン・ペイジトム・ハーディ
製作:2010年 アメリカ
すごかった。
夢オチ、というのが早い段階でわかってしまうので、ショボいできなのではないかと不安になったが、きちんと説得力のある近未来心理的SFアクション作品に仕上がっていた。さすが、クリストファー・ノーラン監督。といってもノーラン監督作品、あまり見ていない。「インソムニア」くらい。
なにしろ夢の中なので、街が折り畳まれたり、町中を急に電車が走って来たり(広島電鉄路面電車ではない)すごい映像満載だった。わたしは、無重力状態の中「(500)日のサマー」の人が仲間たちの体をひとまとめに結び付けたりしてるシーンがなんだか楽しくて気に入った。
夢を共有するのも夢の中の夢とかまたその中の夢とか多重構造になっていて複雑だったし、そもそものミッションの他、レオナルド・ディカプリオマリオン・コティヤール夫妻の事情がからんだりと、集中してないと混乱必至のややこしさであったが、見ててわけがわからなくなることなく整合性が取れていたのもよかった。