今年11本目「その街のこども 劇場版」★★☆☆☆

監督:井上剛
出演:森山未來佐藤江梨子
製作:2010年 日本

 阪神・淡路大震災から15年目の2010年1月17日にNHKで放映された同名TVドラマの劇場版。多くの視聴者の反響に応えて、新たな映像を含む再編集バージョンで劇場公開が実現。こどもの頃に震災を体験した男女が、久々に訪れた神戸で、避けてきたそれぞれの心の傷と向き合う姿を描く。主演は、共に実際に震災を体験している「百万円と苦虫女」の森山未來と「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の佐藤江梨子
 1月16日、こどもの頃に震災を体験し、現在は東京に暮らす勇治は、出張の途中で、ふと神戸に降り立つ。改札で同じく東京からやって来た美夏という女性と知り合う。彼女もまた被災者だった。これまでは神戸の記憶を避けて生きてきた美夏だったが、今年こそは自らの心の傷と向き合わねばと、明朝行われる“追悼のつどい”に参加する決意を固めていた。そんな美夏に付き合い、勇治もすっかり復興した神戸の街を夜通し歩き続けることに。そうして美夏と語り合ううちに彼もまた、これまで押さえ込んできた過酷な記憶が堰を切ってあふれ出してしまい…。
allcinemaの解説より)

ちょっと感想が書けない。
何も感じることがなかったわけではもちろんなくて、いろーんなことを思ったし考えた。
地震や台風その他の災害、電車や車の事故、疫病やらなんやら私は今までそんなひどいことにあったことがない。奇跡のような気がする。けど、いつなんどきどんなめに遭うかわからないって起きもしないうちから心配してもしょうがないし、サトエリの言うように起きたら起きたでその状況で少しでもよくする工夫をするというだけ。なんだけどわたしはくよくよ過去を振り返ってばかりでなかなか前を向けないたちなのだ。