今年12本目「僕と妻の1778の物語」★★☆☆☆

監督:星護
出演:草なぎ剛竹内結子
製作:2010年 日本

 草なぎ剛主演のTVドラマ「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」「僕の歩く道」を手掛けたスタッフが、再び草なぎ剛を主演に迎え、実話から生まれた感動の物語を映画化したヒューマン・ストーリー。SF作家・眉村卓の実体験を基に、ガンに冒された妻と彼女に1日1編の短編小説を贈ることを決意した作家の夫婦愛を描く。共演は草なぎ剛とは「黄泉がえり」以来となる竹内結子。監督は「笑の大学」の星護
 SF作家の朔太郎(サク)は、高校時代の同級生でもある妻・節子と幸せな日々を送っていた。ところが、ある日突然、節子が大腸がんに冒され、余命1年と宣告されてしまう。退院した節子の負担を少しでもやわらげようと家事に挑戦するものの失敗ばかりのサク。節子のために自分に何ができるか考えた彼は、主治医の“笑うことで免疫力が上がる”との言葉を思い出し、毎日1編、楽しい小説を書き綴ることを決意する。最初はうまく笑わせられなかったサクだったが、次第に節子を笑わせる物語を創作できるようになっていく。そして、1日1話の執筆は余命宣告の1年を過ぎ、2年、3年と続いていくのだが…。
allcinemaの解説より)

余命一年の妻を笑わせるために一日一篇の小説を書くとの決意で妻が自分の病気を覚ってしまう皮肉。
保険の適用外の高額な薬が効くって言われても、わたしにあんな何十万円もする薬を使ってやれる甲斐性があるだろうか。と、妻が余命わずかになって甲斐甲斐しく看病する自分の姿を想像する。
わたくしは竹内結子の大ファンでスクリーンに映っているだけで見とれてしまうのであるが、フィルモグラフィーを見てみると、いまひとつ作品に恵まれていないなあという気がする。竹内結子さん、もっと思い切った役やってみてほしいです。