今年19冊目「永遠の仔(三)告白」

ついに明らかになった優希の過去。ひどい。ひどすぎる。
子供時代の梁平と笙一郎が優希を助けようとする行動がいじらしい。泣ける。

カーテンにさえぎられているにもかかわらず、傷ついたいきものが、必死に痛みに耐えている姿が、ジラフとモウルには見える気がした。
(略)
ジラフとモウルは、看護士から離れ、カウンターの上の書類や卓上カレンダーを払い落とした。優希にできるだけ時間を与えたかった。

永遠の仔〈3〉告白 (幻冬舎文庫)

永遠の仔〈3〉告白 (幻冬舎文庫)